大熊猫の独り言Ⅱ
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大熊猫的読書感想文

こんにちわ、大熊猫です。

先週、単身赴任に行ってしまった白クマさんから本をたくさんもらった♪
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棚から単行本(>▽<)/
白クマさんも「本読み」みたいですね。
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ウサギもイエローもシルバーも本はよく読むようだ。石黒氏に至っては素人の域を超えているようだがww
白クマ文庫の中の「プリンセス・トヨトミ」は持っていたのでブラウンさんに横流し。

ちょっと前は島崎藤村の「破壊」を30年ぶりくらいに読み返していた。
年いってから読むと受け取り方もちがうかなぁ~と思っていたのだが、意外と小学校時代に読んだ印象とあまり大差はなかったのには自己びっくり(笑)

次は・・・・先日「破壊」と一緒に空堀商店街の古本屋さんでみつけた↓これ。
「傾く滝」183618-1.png
八代目市川団十郎は三十一歳の若さで自殺したといわれていて、その理由は謎。その八代目を題材に杉本苑子が巧みに脚色し小説にしたものである。

ここ数年、市川宗家はエビゾ~君がヤンチャなもんで世間への話題提供が後を絶たない。
歌舞伎なんて若い時に一度大枚はたいて猿之助の「ヤマトタケル」を見に行っただけ。
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しかも内容全然理解できず、、、、空を飛ぶ猿之助に拍手してきただけである。

でも、松本幸四郎、中村吉衛門、中村獅童、中村勘三郎、尾上菊五郎、萬屋錦之介、片岡孝夫、坂東玉三郎、坂東三津五郎、とか、、、、最近は亀次郎もよくテレビに出てるしなぁ~、あ、香川照之もそうやんなぁ~
女性だって、中村玉緒、松たか子、扇千影、富司純子、寺島しのぶ、三田寛子・・・・・勘三郎の奥さんも元宝塚やんなぁ~。
芸能界・・・というか現代のテレビ界には私が知ってるだけでもこれだけの歌舞伎がらみの役者がわんさかいてるんやから恐るべし「梨園」。

で、エビゾーの先祖ということで興味を惹かれたこの小説は、八代目団十郎が愛したのはハンサムな訳あり浪人だったのだという話を中心に、罪を背負いながらも死に切れない人間、「恨み」に取りつかれた人間、御曹司の傍で生きていく人間、「梨園」を取り巻くドロドロ感ばっちりな人間関係を描いている。
こんなん名誉棄損にはならんのか??とちょっくら心配になってくる内容なんだが・・・・まぁもう現在は12代目の時代やからええんかな~(=▽=;)???

七代目団十郎は子供も7,8人もうけ、自分勝手好き勝手し贅沢三昧な役者だったようだが、八代目はどうやらものすごく繊細だった・・・とこの小説の中ではなっている。その少年が恋をし、一生をささげたのが身内から追われているハンサムなお侍さんな~のだ。
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そして、お侍さんも八代目の愛を受け入れてしま~うのだ。

ただ「純粋」な少年の愛に対して、お侍さんも「純粋」な気持ちだったのかというとそうではないところが何ともせつないぢゃないか、団十郎(T▽T)。

なんだか団十郎、勘三郎、新之助、仁左衛門、、、となじみのある名前が出てくるので意外と楽しく読めたのだ。
特に優れた名作!だとは言わないが、「梨園」の世界を覗いた感があり面白かった。
古本¥200でこれだけ楽しめたらラッキー。

さて次は白クマ文庫より一冊取り出してみたいとおもいまふ♪

でも今週末はバイクに乗るのよ!!!!!!!大山合宿だ~(>▽<)/

そして今日は「プリンセステンコウ」よっ!
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ちゃうちゃう。。。プリンセストヨトミや。
JR大阪駅のステーションシネマ初体験してきまーーーーす!



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